時は幕末、世は安政。
それは、珍しく江戸に大雪が降った一日のこと。
今、ひとりの男が、まさに不逞の輩たちに命を狙われんとしていた――!!
「……あれがあの男のハウス《駕籠》ね!」
駕籠を囲むは攘夷の志士。
銃声を合図に、一気に男に切りかかるが……!?
――なぜ、男は、狙われなければならなかったのか。
――なぜ、白い帽子はこんなにもれもんの心を掴むのか。
大いなる謎と歴史変動を超えて、今、物語の舞台は変動率1.048596%、桜田'sゲートの世界線へ!!
■□次回予告□■
ぶぜんとした春の関心は、れもんがなぜ帽子を被るかの方に向けられたり。
かりにも、 8年前、春がれもんと会ったときには、こんなことはなかったんだが……。
ペリー来航が、歴史を塗り変えてしまったように、れもんを変えてしまったじたいとは。
もののふとして兜を被ることが日本人の誇りだという記憶ををよみがえらせたんだろうか――。
それはただの推測に過ぎないが事実は小説より奇なり。れもんの行動の責任はじぶんにあった。
次回、いよいよれもんと春の過去に迫る!
解体新書編者すぎたげんぱく氏も絶賛お勧めの「白ブリ」、次回もどうぞお楽しみに!
3話を紐解くとき、新たな歴史の扉が開かれる!
愛と衝撃と開国ムード漂う第3話、2月1日掲載予定!!
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